METHOD

好きを一言にする。比較されない立ち位置のつくり方

2026年10月7日

講座の中身も、経験も、すでに持っている人は多いです。止まっているのは、それを一言にできないところです。説明を足すほど、他の人と並んで見えます。

比較されない立ち位置は、足して作りません。削って残します。残すのは、誰の、どの夜の話か。それだけです。

全部伝えると、薄くなる

想いが強い人ほど、持っているものを全部渡したくなります。資格、経歴、できること、これまでの学び。その善意が、言葉を長くします。長い言葉は、相手の夜に届く前に散ります。

立ち位置は、肩書きを新しくすることでもありません。「カウンセラー」「講師」「コンサルタント」。それだけでは、となりの人と同じ棚に並びます。違うのは、どの夜を引き受けるかです。

たとえば、同じように人の話を聞ける人が二人いても、引き受ける夜が違えば、一言は違います。子育てがひと段落して、自分の番が来た夜。職場では頼られるのに、家に帰ると言葉が出ない夜。ここが違えば、比べる相手がいなくなります。

一言の作り方

紙に、今言っている説明を全部書きます。声に出して3分かかるなら、まだ棚卸しです。そのあと、次の問い以外を消します。

誰が、どんな夜に、何から楽になるか。

残った一文が、立ち位置です。上手いコピーである必要はありません。相手が「それ、私のことだ」と思えれば足りています。消した資格や経歴は、捨てるのではありません。聞かれたときに、奥から出せばいいものです。

一言が決まるまで、商品のメニューは増やさなくていいです。メニューは、一言のあとについてきます。何を売るかがまだ曖昧でも、この一文から整えられます。

次に読むなら、何を売るか決まらないとき、先に整える一言です。